粋なご夫妻☆
いつも山吹をご利用くださり誠にありがとうございます。
大宜味村の標高220米にセカンドハウスを持つ春日夫妻☆
東京⇔沖縄を行き来する羨ましい老後のスタイルを
もう十年も続けています。
社長業は息子にバトンタッチして必要とされれば飛んで行く☆
最近壁を塗り替え、池を造り、ベランダを広げ、
そこからは東シナ海にある伊平屋や伊是名島が一望出来る…
必ず遊びに行くと言ってあっという間に十年が過ぎてしまった。
冷蔵庫にはぬかどこの中で踊る根菜達が毎日まだかまだかと出番を待つ…
庭に野菜や果物を育て、魚を干物にして頂くと言う健康的なスタイル…
初めてお会いした時は淡い白地の麻に紺仕立ての帯に麻の帽子…
昭和の坊ちゃんが現れた…と涼しい風を運んできた。
江戸弁の語り口はポンポンと心地酔い響き。
一つでも漏らしてなるものかと聴き入るものばかり。
おちゃめでエロスな話をしたかと思えば政経な話も実践的☆…
『今日は庭に2メートルはあるアカマタ(蛇)がいてね。
かまくびキィーなんて威嚇するからさ、
こっちだってキィーてやってやったよ!
そしたら捕獲器からスルスルてさー、
抜けてくんだなー、やってらんねぇよ!』
……?なんて二人揃いて涼しい顔で話す…
そしたら奥様バックをごそごそ…と取り出してみせたのは
『これは一年前に脱皮したマムシの皮、縁起がいいらしいからね…☆』
…加工した蛇の財布はわかるけど、生かい?
『最初はね、ゴムみたいによくのびたのよ』だって…
世界相手に生きてきた方々には些細な事よ。
蛇のご対面くらいと言われてるようで…
まだまだ修業足りません。
いつも本当に楽しい話を聞かせてくれるお客様なので、
山吹会に入会してもらう為、山の上を訪ねる予定です。
その時は出来る事ならアカマタさんのお出迎えはいりませぬ。
夏の怖い夜はもう後少し…