通りすがり

いつも山吹をご利用くださり誠にありがとうございます。

ご近所までお届け物を片手に歩いていると、あちらからワンコが歩いてこちらにきます。
耳の垂れた栗毛の雑種のようです。

…あれ?後足が?どうした?
よくみると両足を引きずっている。
…目が会った…。

『ねぇ、どうしたの?ママやパバは?お家は何処?』

『お姉さん?(っていうか今おばさんって聞こえたよ)
僕の事、可哀相だなんて思わないで。
今お家へ帰る途中なんだ。
ちょっと遠いけど僕大丈夫だから。
でも、お姉さん僕の事気にかけてくれてありがとう。
構わないで行っていいよ。』

そんな君との会話の後、私は何度か振り返ったのに君はただひたすらまっすぐ歩いていたね。御主人を求めてなんだよね。

人間は言葉を与えられたから悲しみや喜びもあるけれど、あの僕だって言葉以上に大切な物を私達に与えてる。

クー!飼いたいよー、ワン…♪
食べ物屋さんじゃなかったらって、何度も思ったな。

昔、実家で飼ってた泣き虫太郎を思い出した。
今頃我が家へたどり着き沢山の愛を受けていますように。

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