坊やとママン☆
『ママン~、大好きな雨だよ、嬉しいね。』
『ぼく、雨に流されてママンから離れちゃう所だったんだよ。』
『頑張ってへばり付いたから、
なんかお腹すいちゃったよ~』
『ママン、この葉っぱ、柔らかくて美味しいね。』
『こんなに角を伸ばして何を見てるの?
あ、そっかー、人間のお母さんが帰って来るから?』
『人間のお母さん、自宅の階段上がりながら、
グチャ、グチャって~
階段にいる僕らの仲間を踏んでたよね~、
今日はみんな大丈夫かな~?
人間のお母さんは知らなくて踏んだの?
それともわざと?』
『きっと知らなかったはずだよ』
『人間のお母さんは私達が葉っぱ食べてるのみて
かわいい~なんて言ってたから、
そんな私達を踏み付けるなんてしないはずだよ』
人間のお母さんは踏んだ後、
ホースで靴の裏と階段を洗ってた。
『そういえば…
人間のお母さんは時々だけど角を出してるよね
あの角って僕達と同じ角?』
『いいえ、坊や、
私の角はあなたを守る為のめんたまでしょ、
人間のお母さんは
いう事聞かないお父さんに出してるみたいだよ』
『そっか~、
どおりで…
あっちもこっちも人間のお母さん達出てるね、
角がないほうが素敵なのにね。』
『人間のお母さんたち、
がんばれ~』
明日も雨かな?
良い一日を☆